遊びから始める早期療育

マオポポについて

療育方針 <豊かな遊び体験から個性をのばす>

「マオポポ」はハワイ語で「理解される・認められる」「ありのまま」を意味します。お子さんと同じ目線に立ってありのままを受け止め、その子らしく生きていけるように支えると共に、地域の理解と支援の輪を広げていきたい、との思いを込めました。

平日は子どもたちを長時間お預かりする中で、土日は個別課題に特化したかたちでの療育を提供します。
凸凹の凹を埋めることに終始せず、まずは好きなことや得意分野を一緒に探します。遊びを広げることでコミュニケーション力を高め、TEACCHプログラム(※)をベースに、感覚統合プログラムも取り入れながら、オリジナルのきめ細やかな療育を行います。スモールステップで「できた!」を積み重ねていくことで、自尊感情を育みます。

※TEACCHプログラム
アメリカ・ノースカロライナ州立大学を基盤に実践されている、自閉症の方々やそのご家族、支援者を対象にした包括的なプログラム。自閉症のこだわりや視覚優位性、コミュニケーションの困難さ等を“自閉症の文化”と肯定的に捉え、得意なことに目を向けて優れた部分を発揮できるように支援すると共に、一人ひとりが理解しやすい環境を整え、適応力を高めます。

メッセージ <一緒に育てよう>

保護者の多くがわが子の発達に悩みを抱えています。私たちは子どもたち一人ひとりが多様であることを前提に、認知特性に合わせた環境づくりを行い、その子の持つ強み=ストレングスに着目して発達を促しつつ保護者とともに育ちを見守ります。「周囲から見て困った子」は実は「困っている子」。マオポポは、「困った」の背景にあることを親御さんや先生方と一緒に考え、専門的なサポートを提供します。

利用対象 <どんな子が利用できるの?>

●からだの発育について
発達がゆっくり、歩きはじめが遅い、動きがぎこちない、よく転んだり体をぶつけたりする、姿勢が崩れやすい、手先が不器用、食べられないものが多い、感覚に過敏や鈍麻がある、など

●コミュニケーションについて
ことばが遅い、一方的に話すなど会話がかみ合わない、友達とあまり遊ばない・トラブルが多い、話を聞いていない、表情が乏しい、視線が合いにくい、指さししない、まねをしない、など

●しぐさ・動作・行動について
抱っこを嫌がる、落ち着きがない、こだわりがある、すぐにかんしゃくを起こす、物の扱いが乱暴、行動が遅い、初めての場面や変化に弱い、気になるくせがある、など

支援の流れ

「PDCAサイクル」に基づき、子ども一人ひとりの発達に合わせた個別支援計画を立てていきます。

●アセスメント(Action)
認知特性や行動を把握・分析し、支援内容を検討。

●個別支援計画の作成(Plan)
保護者の想いを伺い、個別支援計画を作成。

●サービス提供(Do)
計画に沿ってプログラムを実施。

●モニタリング(Check)
目標に対する到達の度合いや支援内容を点検。

●アセスメント(Action)
目標設定を見直し、支援内容を検討。

一日の流れ(平日)

9:20~ 登園・おしたく・自由あそび・PECS
10:10~ あつまり(手あそび・呼名・うた・絵本など)
10:30~ 外あそび/サーキット
造形あそび など
11:30~ お弁当・歯みがき
12:00~ 自由あそび・着替えの活動
12:30~ テーマ活動(からだあそび・音楽あそび・制作など)・自由あそび
13:10~ 個別活動(マオポポタイム・ワーク・自立課題など)・自由あそび
14:20~ おしたく・降園

利用時間

平日  9:30~14:30(集団)
土曜日 9:30~11:00(小集団)
11:30~12:15(個別)
13:00~14:30(小集団)

費用

利用者年齢  利用者負担額
3~5歳児   幼児教育無償化のため無料
2歳児以下  1回あたり1,200円~1,400円程度
前年度世帯所得により月額負担上限額が決まっています。
生活保護受給世帯・市民税非課税世帯は0円、世帯所得約890万円以下は月額4,600円、上記以外は月額37,200円

ご利用までの流れ

STEP1
お問合せ・ご相談
希望曜日や回数などお気軽にお問合せください。ご相談も随時お受けします。

STEP2
見学・説明会
発達についての心配ごとを伺い、マオポポの療育内容についてご説明します。

STEP3
受給者証の申請発行
区役所の高齢・障害課(受給者証発行の窓口)で申請手続きを行ってください。

STEP4
契約・利用開始
お子さんの発達状況を共有していただき、個別支援計画を作成したらご利用スタート!